バラクキバチ
1.加害状況

柔らかい新梢に成虫が卵を産み付けるために、斜めの傷を付けます。

そのため被害枝は、その部分より上が急激に枯れてきます。

2.バラクキバチとは?

雄は体長1.3cm位で細い黒色のハチです。

雌は体長1.5cm位で、羽は透明で、腹部に橙赤色の帯があり、他は黒色をしています。

雌はバラの太い新芽を選んで3〜4ヶ所に産卵管によって斜めの傷を付け、最上部の切断した傷口の中心に卵を1個産み付けるといいます。

成虫は、年1回の発生で、4月下旬〜5月下旬にかけて現れ、晴天の日の午前10時頃〜午後2時頃の間が最も多く、次々と新梢に加害します。

雌成虫
3.対策

これといった決め手が無いのが実情です。それでも対策としては、以下のことが考えられます。

 萎ちょうした枝は、来年の発生源になるので、直ちに切り取り処分します。

  手で引っ張ると簡単に折れ、卵が見付かります。

 発生時期が限られていますので、大切にしているバラの新梢に前もってアルミホイルを巻くと良いそうです。

 放置してあるノイバラや、手入れをしていないバラなどが発生源になりますので、冬期に剪定しておきます。

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