薬剤散布をしても、ロウ状の貝殻に守られているので、薬剤が効きにくいです。
ただ小さな幼虫で這い回っている時が、無防備な時なので、この時期を狙って散布する事が出来れば、一番効果的です。
上図を参考にして、事前に貝殻をはがし、中に小さな虫がいるかどうか確認します。
粉のようなものがパラパラ落ちる時は卵の状態ですので、2週間後位にもう一度チェックすると良いと思います。
1度薬剤散布した後、10日後にもう一度散布すると効果的です。
現在おすすめの殺虫剤は、「アクテリック乳剤」です。
カイガラムシは死後も枝に着いたままですので、効果の判定は分かりにくいですが、ほぼ1ヶ月を経た後、貝殻をつぶすと、生きている場合は 赤色の液が出ますので、それで判断します。
とは言っても、これらもなかなか大変な作業になりますので、一番手軽なのは、貝殻をバラを傷つけないようにきれいにそぎ落とした後、すぐに「アクテリック乳剤」を散布するのが良いと思います。
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